日中の深い関係

尖閣諸島の問題で日中の大小さまざまなイベント、人的交流が
軒並み中止に追い込まれている。
私は逆にこれほど日中関係は深いものになっているのだなと思った。
常時、これだけの人が行き来しているのだから、
それに伴い、物やお金も相互に行き来している。
最近は、中国人を漢字読みではなく、中国読みで表記したり、
呼んだりすることがあるが、私は反対。
中国人を漢字で読んだり、書いたり、漢字読みで呼んだりすることは、
漢字という文化を共有する日中の深い関係を示すものだからだ。
漢字を捨てた韓国とは違う。
私たちが漢字を大切にするのは、中国文化(「漢」の時代は、
「中国」でなかったとしても)をリスペクトしていることの表れなのだ。


8月15日には毎年、反日的な雰囲気になる中国だが、
多くの中国人は日本人と仲良くしたいと思っているはずなのだ。
中国政府も反日デモをあおった節があるから、
思わぬ反動の大きさに自分でもびっくりしているんじゃないか。
日本政府もこれまで中国に優しい顔をしていたから、
なめられていたけど、ちょっと強行姿勢に出るとこれだもんなあ。
こっちはとことん平和主義路線でいくしかないでしょう。
韓国の北朝鮮に対する、太陽政策じゃないけど、
徹底して話し合いの場をつくるよう求めていくことだ。
それと同時に、日本は自国の領土保有の正当性を国際社会に向けて
粘り強く、長期的に、何度も何度も訴えかけていくしかない。