言葉と理解

言葉をしゃべるほどに理解していないし、
言葉をしゃべらないほどに理解していないわけではない
ということを、子どもたちを見ていて思う。
いま4歳の次女がいる。
次女は口が達者で2歳のころにはもう会話が成立していた。
一方、そろそろ2歳になる長男はまだ会話は全然だ。
次女には口が達者なぶん、口で言って聞かそうとするが、
なかなか理解してくれず、イライラすることが多かった。
たぶん、言葉を話すほどに内容を理解していない、できないのだと思う。
一方、まだうまくしゃべれない長男は、口ほどに理解していない
わけではない。
「これ、持って行って!」「ドア、閉めて!」
というと、ちゃんとやってくれる。
幼児は、聞く耳のほうが先に発達し、しゃべる舌はあとで発達する。
その間で脳の理解力が発達していく。
口が達者な子には、口ほどには理解していない、
口が達者でない子には、口ほどに理解していないわけではない
ということを踏まえておかないと、
親側としても子ども側としても、しんどいことになる。
子どもが身体をどう発達させていくか、
親は知らないより、知っていたほうがいいね。