今年の帝京ラグビーの強さ

今年の帝京ラグビーの戦い方を見ていると、
昨年よりもさらに進化しているなと感じる。
ブレイクダウン(密集でのボールの奪い合い)での割り切りがある。
相手のボールが取れると思えば、人数をかけて取りにいくし、
そうでなければ、人数をかけずに次の防御に備える。
この判断がより徹底されるようになったと思う。
そのために、守備に人数をかけることができ、明治、慶應
ノートライに抑えることができた。
つくづくラグビーは一瞬の判断のスポーツだなと思う。
ラグビーでの走りというのは、ボールを持って走るときだけの
ことをいうのではない。
集散の早さや、ボールを持っているプレイヤーのサポートに
つく走りなど、いろいろな要素がある。
闇雲に走るのではなく、的確な状況判断をして走るということだ。
ラグビーに関してはずぶの素人だが、そういう奥の深さが
少しずつわかっていくのが、ラグビー観戦のおもしろさだ。