「子どもだから大目に見て」と言うには

子どもの声は騒音か?
という質問に半数の人が「騒音」と感じたことがある
と回答しているのをネットで見かけた。
保育園の近隣住民が保育園を訴えたケースもある。
子どもの声は本当にうるさい。
騒音と捉えるのもよくわかる。
だって、うちの子どもたちも本当にうるさいもん。
奇声を発する、うなる、吼える、叫ぶ、怒鳴るなどといった、
すべての手法を使って声を出すのだから。
こういうのがわかっていたので、自宅は戸建てを選んだ。
年中走り回るので、足音も大変な騒音だ。
これがマンションだったら、とうに怒鳴り込まれているよ。
でも子どもらが騒ぐのは基本的に家の中だけ。
図書館などの公共施設、飲食店などのお店では騒がないし、
学校や幼稚園でもおとなしくしているようだ。
家で発散できているのだから、いいとしようか――
いまはそう思えるが、最初はそうではなかった。
何か幼稚園ではストレスをためているのかとも思った。
もう少し静かに暮らしたいとも思った。
でも子どもにはどこかでその余りあるエネルギーを発散する
場所があったほうがいいんだろうなと思い出してからは
まあいいかと思うようになった。
でも、たまに「うるさーい!」と、こっちも負けない音量で
応戦することもあるが。
騒音問題というのは、夜中とか早朝とか、日常生活が満足に
送れなくなるほどの障害が発生したときに起こるものではなかったか。
あと、幼稚園や保育園の多くは、運動会など何かイベントがある
ときなどに「ご迷惑をおかけしますが、ご理解のほどを」的な
ビラをまいたりするなどの事前の対策をやっていることと思う。
そして、言うまでもないけど、親は親で、子どもが騒いで申し訳ない
という気持ちを態度で示すとともに、なるべく近隣に迷惑をかけない
しつけを子どもにするべきだよね。
それをやった上でじゃないと、「子どもだから大目に見て」は言えない。