消費行動が世の中をデザインする

閉店時間を早めたスーパーによくやったという
賛辞が、新聞の投稿欄に寄せられていた。
賛辞を送ったのはそのスーパーの常連客だ。
スーパーは長い時間、開いていたほうがいいと考える。
でもこのスーパーが閉店を早めたのは、
「従業員の労働環境改善のため」ということだった。
そのことに対して賛辞を送ったのだ。
今はこういう時代なのだなと思った。
買い物客自身もどこかでパートで働く従業員なのだろう。
こういう考え方でいくと、従業員に優しい店で買おうとなる。
これが進むと、従業員に優しい店が利益が出るようになる。
すると、全体的に優しい社会になるのかもしれない。
どこに、どんなお金を使うか、考えさせられる。
自分が買うものが、世の中をデザインしている。
このことを忘れないでいたい。