おふざけが過ぎて、信用されない

子どもと接していておもしろいことはいろいろあるが、
会話こそ、笑いのネタが豊富です。
たまに怖がらせるようなことを言ったりして、あまりにビビりすぎると、
あわててフォローしたりすることもあります。
先日など、「鏡の向こうに、自分と同じ人がもう一人いるんだよ。
それを鏡の世界っていうんだよ」などと適当なことを言ってみた。
すると、長女は「え〜、ちがうよ〜、映ってるだけだよ〜」というのだが、
「え? 知らないの? 鏡の世界のこと。
大人のいうことを聞かないと、鏡の中の人が出てきて、鏡の中に
引きこんでしまうんだよ?」
とわれながら、ホラー過ぎて怖いことを言うと、
「いやだあ、こわい、こわい、こわいよぉぉ」と言って泣きそうになる。
そうやって適当なことを言っているせいか、
最近はたまに私の発言を信用しなくなっている。
「お父さんにはね、そそくさ(本来の名前)っていう名前があるんだよ?
お父さんは、〝お父さん〟という名前じゃないんだよ?」
というと、
「違うよ〜、お父さんはお父さんだよ〜」といって受け入れない。
信用してない。
彼女ら子どもは、いつの時点からそういう「前提」を学んでいくのか。
そういうことがわかるのも、子どもとの会話のたのしみの一つです。