「グエルム 漢江の怪物」

「グエルム 漢江の怪物」は韓国映画で、本国ではたいそう
ヒットしたのだそうな。
見てみると、なかなかどうしておもしろい。
内容は、ホルムアルデヒドの水溶液を漢江に流したことにより、
グエルムという、魚に手足が生えたような巨大生物が誕生し、
それがある一家を巻き込むというもの。
これ最初はパニック映画かと思ってみていたんだけど、
コメディですね。あと、家族の絆も描いている。
アメリカ映画だと政府が介入してきて、ヒーローが人々を救うって
いうストーリーになるはずなんだけど、この映画の主人公はどこにでも
いる普通の父親で、グエルムにさらわれた娘を助けるのに終始する。
なんでこういう怪物ができたかっていう科学的な説明はいっさいないし、
政府もほとんど介入しない。
強引に娘をさらわれた父親とそのきょうだい、父親たちが
ひたすらグエルムに立ち向かうわけだ。
単なるパニック映画にせず、コメディと家族ものの要素を
取り入れて、破綻なく(一応は)ストーリーをまとめてある。
一見B級映画っぽいんだけど、なかなか楽しめた映画でした。