ウォンテッド

平凡な20代男性サラリーマンが、ある日突然、
暗殺者集団の仲間入りをするという突拍子もないストーリー。
主人公のサラリーマンは、自分の父親が暗殺者集団の仲間だったことを
知るが、すでに父親は別の暗殺者に殺されていた。
主人公は復讐を期して、暗殺者集団に入り、
超人的な訓練を経て、特殊な能力を身につけて行く。


なにはともあれ、最新CG技術のオンパレードである。
実写なのかアニメなのか、そのどちらでもないのかわからなくなってくる。
アンジェリーナ・ジョリーとか、モーガン・フリーマンなど
キャストは豪華だけど、肝心なストーリーはもうひとつ。
でも、それなりにアクションは新鮮味があってたのしめた。
日常が充実していないときにみる派手な夢に似ている。


主人公は上司の態度に嫌気がさしていて、イヤイヤ仕事をしている。
仕事自体にやりがいも見出していない様子である。
こういう人は先進国にはたくさんいて、その人たちに
「昨日と違う今日」という仮想現実を提供してくれている。
そういう意味ではとても映画的な映画といえるかもしれない。