「インクレディブル・ハルク」

ハルクとは廃船という和訳が字幕に出ていた。
主人公ハルクは心拍数が200を超えると、超人になってしまう。
研究実験の事故によってそうなってしまったという設定である。
で、政府にとってやっかいな存在になってしまったので、
ハルクをとらえようとするのだけど、うまくいかない。
ハルクはハルクでそんな自分がいやで、
普通の人間に戻りたいと思っている。
悩めるアメリカンヒーローはそれなりにおもしろいんだけど、
その敵が登場すると一気にコミックになってしまう。
その敵というのが、自らの意思でハルクみたいな超人になってしまう
という設定になっている。
なんのためらいもなく、超人になってしまうんですよね。
サブキャラたちの人生が微塵も感じられない。
こうなるとどうしても浅いストーリーになってしまう。
アメコミの映画化だから多くを期待するのは酷か。
続編をにおわすようなラストもあまり好きではないなあ。
もっと革新的なアメコミヒーローが見てみたい。