今だけしかない

4月に3番目が生まれて、多少上の子たちが焼きもちを焼いている。
まあどこにでもあるレベルですが、赤ちゃんをつねってみたり、
ちょっと上に乗っかってみたり。
そんな今日このごろ、妻がこんな意味のことを言うのです。
「赤ちゃんが生まれると、赤ちゃんが寝がえりしたり、
笑ったりするのを見るのは今だけって思う。
でも、上の子たちだって、3歳は今だけだし、5歳は今だけ
なんだよね。ちゃんと見てあげてないといけないなって」
親にとっては、赤ちゃんを育てるのは3回目だし、
次女は「2回目の3歳児」でしかない。
でも、本人たちは初めての3歳を生きるのだし、初めての5歳を生きている。
彼女らにとってはすべてが初めての経験なのだ。
それぞれ初めて経験していることを、親に見てもらいたいものだと思う。
親にとっては2回目、3回目だから、「はいはい」ってなるんだよね(笑)
それじゃいけないってことに、気づくのは難しい。
でも何かのきっかけで気づいたというのはとてもいいこと。
これは子どもが大きくなっても同じことだと思う。
「今だけ」なのは今だけじゃない。
子どもは初めて15歳になるのだし、初めて18歳になるのだ。
そのときにしかできない親との会話ってものがある。
もうその瞬間は二度と戻ってこない。
そういう丁寧な生き方が、他の人との人間関係を大事にすることにつながる。
子どもと接する一瞬一瞬が、子どもへのメッセージなのだなあ。