持っているもの

疲れた心と体に、はい一本。
名言サプリ 其の280


私にとって大切なのは、
私が持っているものであって、
私が失ったものではない
佐藤真海:まみ)


2020年の東京オリンピック開催が決まりましたね。
7年後はけっこう先ですが、今から楽しみです。
試合会場と選手村が近い、コンパクトな五輪がコンセプトですが、
運営財政のほうもコンパクトにしてもらいたいものです。
そんなオリンピック招致活動、最後のプレゼンのトップバッターとして
登場したのが、義足のパラリンピック陸上選手、佐藤真海さん。
そのプレゼンで語った一節がこれ。
骨肉腫で脚を失ったけれど、義足で陸上を続けたこと、
その後、東日本大震災で自宅を津波で流されたこと、
多くのアスリートが被災地を訪れて、子どもたちを励まし続けて
いることなどを通して、スポーツが持つ力を訴えました。
彼女が失ったものではなく、持っているものが大切と思えるには
時間がかかったと思います。時間をかけてもそれに気付いたのは、
スポーツの存在が大きかったのでしょう。
被災者が同じことを思えるには、長い時間がかかるでしょう。
でもそう思えるようになるといいですね。
東京オリンピックが開催されるころにはそうなることを願います。