「絵を描く」とは

疲れた心と体に、はい、1本。
名言サプリ 其の257


絵を描くことは、
おもに「関連性」を見ることである


絵を描くとき、絵の先生からこのように教えられ、
ハッとしたという話をふたりから聞いた。
だから、美術界では常套句として使われる常識なのでしょうね。
でも、美術界にいない私には新鮮だった。
関連性というのは、言い得て妙だ。
たとえば、自画像を描くとする。
まゆと眼の間はどれだけ離れているか。
口と鼻の大きさはつりあっているか。
全体を見て、調和を取ることを考える。
これらのことが関連性だというのだ。
人は視覚からの情報量が圧倒的に大きい生き物なのだが、
その視覚情報を処理するのは脳で、肝心の脳はけっこうあいまいで
イメージとしてその絵(画)をとらえる。
だけど、イメージにとらわれないで、関連性を見ながら、
調和を取りながら描くことが大切なんだって。
ものごとの受け取り方も似ている気がする。
先入観とかイメージで語っていることって多いよね。
でも調和をとりながら、ものごとを受け取ることって大事だよね。
何事もバランスが大事ですよ。