幼稚園児に対するお金や物の扱い

5歳の娘が同級生にチョコをあげたいと言い出した。
バレンタインデーというものを幼いなりに理解したらしい。
だが、幼稚園にチョコをもっていくのはまずいだろうと判断し、
「手紙にしたら?」といって納得させた。
こういう話がちょくちょくあるので、そのつど考える。
先日も1円玉を同級生からもらったらしく、
「○○くんにお金もらったー」と嬉しそうに話していた。
おもちゃのお金だと思ったのだが、本物だったので、
後日、○○くんに返すように諭した。
また、別の日、幼稚園においてあった、プラスチック製の、
なんだかよくわからないけれど、備品みたいなものを
持ち帰ってきた。捨てるようなものなのかもしれないが、
妻は「幼稚園のものを言わないで持って帰ってきてはいけない。
明日、先生に謝って返すように」と静かに言ったらしい。
これまでの我が家の方針と一貫しているので、正しいと思った。
幼稚園の年中ではまだものの価値はわからない。
だからこそ、大人からみてどんなに価値の低いものであっても
一定のルールを設けるべきで、お金をあげたり、もらったり、
貸し借りはたとえ1円でもさせないし、黙って物を持ち帰るようなことは
してはいけないと教えたほうがいいと思う。
チョコも同じ考えで、友だちを好きでいることはいいことだが、
その気持ちを伝えるのにチョコである必要はない。
それに、幼稚園に必要でないものはもっていっていけない
というルールにしておいたほうが、物によってぶれずにすむ。
丁寧に説明すれば、子どもはすぐに納得するので、
今後もそういう方針を続けていきたい。