数字の話をしよう

前日のつづきで、数字の話をしよう。
「子どもを育てるにはこれだけのお金がかかる」
というのが、新聞などの記事に出る。
ファイナンシャルプランナーがご丁寧に試算してくれて、
大学卒業までに何千万という数字がはじきだされる。
こういう数字を見せられたら、誰でも怖気づく。
自分の趣味に使うお金がなくなると思ってしまう。
でも、子どもを育てることのおもしろさは、
数字では導き出せない。
大変なこともいろいろとあるかもしれないが、
大変なことを全部取り除いていったら、
何にもおもしろくもなく、充実もしないのが
人生というものだ。
数字だけを見ていたら、本当の問題は見えてこない。
数字だけでなく、別の側面も評価できないといけない。
別の側面を評価するのは、ファイナンシャルプランナー
役目ではなく、私たち自身の役目だ。
形にならないもの、数字にはならないもの、目には見えないものを
正当に評価する価値観が自分のなかにないといけない。
最近とくにそう思うのです。