日本の森は減ってない

まだまだ誤解がありますね。
うちの奥さんとアマゾンのジャングルの話をしていた。
「アマゾンは違法伐採で毎年ものすごい面積の森林がなくなってるんだ」
「へ〜、森林が減ってるのは日本だけじゃないんだね」
私もそう思っていた、森林インストラクターの勉強をするまでは。
なにしろ、東京都の雑木林は軒並み住宅地に変えられている。
そういうのを見ていると、日本でも森林が減少しているように見える。
ところが、日本の森林面積はここ20年ほど減少していない。
日本の陸地面積の70%近い比率が森林だ。
これは新幹線で地方の県庁所在地だけを旅行して歩いているとわからない。
グーグルビューで見ると、ほとんど日本は森林の国だというのがわかる。
ただ、日本の森林の量は多いが、質はどうかというと
あまりいいものではなくなってきている。
外国産の安い木材に押され、国内の木材は高くて売れない。
売れないから植林された森林で間伐ができず、管理が行き届かない
森林が増えているのだ。
量が問題なのではなく、質が問題なのだ。
このあたりのことが、学校でどの程度正しく教えられているのか
疑問に思う。
小中学校や高校で、こうした知識をきちんと教える授業をやってみたい。
高校の総合の授業などでいかがでしょうか。
日本が日本たりえるのは、森林のおかげかもしれません。