毎年この時期になると、「新入社員のびっくり言動」みたいな
記事がたくさん出てくる。
毎年同じようなものを読んで、毎年楽しんでいる。
でも、それは「いまの若い奴はヒドイな」というのも
もちろんあるけれども、どっかで「まあ、それはいつの時代もそうだし」
と思いもする。
その手の記事は、親友社員がどうしようもない理由を
時代背景と関連づけて述べようとする。
「豊かでなんでもお膳立てしてもらってきた」
「厳しく怒られた経験が少ない」
「人間関係でもまれていない」
「デジタルネイティブだから、なんでもメールで済まそうとする」
「ゆとり世代だから……」
若いときは、そういうステレオタイプの見方に反発する側だったから、
あまりその手の分析には納得しない。
私らだって、人間関係でもまれてなんかいないし、
厳しく怒られたこともないし、メールでなんでも済まそうとする人もいる。
こういう世代論というのは、居酒屋談義としては面白いが、
自分で書く気にはならないなあ。
ぼくが興味あるのは、そういう人たちがどうやって成長して
まっとうなサラリーマンになっていくのか、です。
