「〜のために」は卑しい

疲れた心と体に、はい、1本。
名言サプリ 其の157


どれほど良いことに見えても、
「〜のために」行うことは、
卑しく貪欲なことだ

ニーチェ


ニーチェの本が最近受け入れられているのには、
彼の根底にニヒリズムがあるからと見ている。
素直であることは愚かであることと同義の現代では、
ニヒリズムのほうがスッと人々の心に入るのだろう。
この名言もスッと入ってくる。
仕事とか、結婚とか、子育てといったものを、
愛とか、お金のためにするなら
やめといたほうがいい。
それ自体を楽しめるなら、やったらいい。
そうニーチェは言っているのではないかな。
それ自体をやりたいからやる、すべてをこのような精神状態で
できたら誰も苦労はしない。
できないからみな苦しんでいるのだ。
でも、考え方や訓練で、「それ自体をやりたいからやる」に
できるかもしれない。そんな気がしている。
その方法論を探求していきたいなあ。