がんばるよりも楽しむ

「東京でがんばってるねー」とか、
「子どもの相手して、えらいねー」とかいわれると、
なんというか不思議な違和感がある。
私は仕事がんばらなきゃとか、子どもの相手しなきゃとかいうよりも、
それが楽しいからやっている意識のほうが強い。
地方から見ると、満員電車に毎日押し込められてギスギスした
人間関係のもとで仕事を、歯を食いしばってやっているイメージがある
のかもしれないが、それはドラマの見過ぎであって、
楽しく仕事をやっている人もいる。
「子どもの相手してえらい」という人は年配の人が多い。
私など子どもの相手をしている程度は、普通のお父さんたちの
平均ぐらいもので、たいしたことはしていない。
でも、年配の方々は「俺はおむつも替えたことないのに」
といって褒めてくれる。
そういう方々は若いころは土日もなく働いていて、
それでよかった時代だったのかもしれない。
がんばっているという意識はあまりなく、なにしろたのしいから
仕事をやっていたのではないかと思う。
それと同じで、子どもの相手も楽しいからやっている。
子どもと一緒に楽しむこと以外の目的で育児をやっていない。
仕事にせよ、育児にせよ、その時その時をたのしむことが
日々を充実させることだと思っている。