泣くも笑うも

パソコンのソフトというのはよくわからんもので、
どれが新しいバージョンか戸惑うものである。
先日も会社で上司が会社に転がっていたオフィスXPという
ソフトを、自分のオフィス2003のソフトに入れた。
オフィスXPは2001年に発売されたもので、
オフィス2000の後継にあたるらしい。
ということは、彼は2003年の上に2001年のものを
インストールしてしまったわけだ。
それをあとで知った上司。
もうCDロムドライブは止まらない。
めでたく古いバージョンに上書きされた。
私は笑った。
腹が痛くなり、その次に涙が出てきた。
その笑い方は、先日見た海外ドラマで見たドラマで号泣したときの
肩のふるわせ具合が一緒だった。
涙が出たのも同じだった。
背中から見たら、肩のふるえが泣いているのか笑っているのか
わからないと思う。
たぶん、頭の中では泣くのと笑うのはほとんど同じ感情の発露で
起こっているのだと思う。
泣くも笑うも紙一重というけれど、たぶん紙一重どころか同じなのだ。
泣いたことも時間が経ったら、笑い話になるというではないか。
反対に笑い話も、時間が経ったら悲しい話になることもある。
まあ、いいたとえは思いつかないけれども。
泣いたって笑ったって、
どっちだってたいしたことじゃないということだ。