おたまじゃくしを観察する

3歳の長女が幼稚園に通いはじめて、いろいろと変化がある。
まず「だっこ」をせがむことが減った。
前はちょっとあるくとだっこしろと騒いでいたのに、
かなりその回数が減った。
幼稚園ではお絵かきや散歩などでいろいろ楽しんでいるようだ。
先日はおたまじゃくしを持って帰ってきた。
水をかえて、餌をやっていたのだが、3、4日して、
1匹を残して、7匹が動かなくなってしまった。
死んだと表現することもできる。
でも、死んだというと長女がショックを受けるので、
「おうちに返してあげようね。お家のなかばかりじゃ窮屈だもんね」と
なんとか言いくるめて、死んでない体裁にして「放流」した。
その数日後、近所の公園でおたまじゃくしを見つけたので、
長女といっしょに手のひらにのせて観察した。
裏返して、足が生えていることを確認して返してあげた。
ぜひカエルになる過程を見せてあげたい。
おたまじゃくしを観察するという、36歳の男が子供なしでは絶対に
やってはいけないことができて、なかなかたのしかった。
子どもがいると、道端で立ち止まっていろいろなことを
観察してみることができる。
子どもがいないと、すぐに不審者扱いされてしまう世の中ですからね。
同時に、自分もこうやって子どものころ遊んだなあという懐かしさ
とともに子どもと一緒にそれをやっている新鮮さがあった。
子どもが付き合ってくれるうちは、
自然のなかでいちいち立ち止まっていろいろ観察してみたい。