何やっても怒られる人、何やっても褒められる人

今、何やっても怒られる人と、何やっても褒められる人という
両極端な人がこの日本にいる。
前者は菅首相で、後者は天皇・皇后だ。
これほど全メディアが足並み揃うことはあるまい。
天皇・皇后をバッシングすることはタブーなんだけれども、
総理大臣を擁護する人は皆無だ。
避難所を訪れてもそう。
総理が来ると怒号の嵐、天皇・皇后が来るとみんな涙する。
立場が違えば役割が違い、役割が違えば期待されることがらも違うから
当たり前と言えば、当たり前か。
裏返せば天皇・皇后には何も期待していないんだよね。
首相や東電首脳陣には期待することが山ほどある。
問題があるのは、発信する側と受け取る側のほうだ。
首相や東電首脳陣にも「来てくれてありがとう。頑張ってください」
という人はいるはず。だって、原発のある地域の住民の3分の1は
原発関係者なんだから。
そういう人は絶対に原発のことを悪く言わない。
ただ、テレビや記事は「住民が総理を怒鳴った一件」を報道したがる。
そして、受け取る側もそれがすべてと思いこむ。
問題があるなら改善しないと、やってる意味がないですよ。