人に教えるのは自分のため

疲れた心と体に、はい、1本。
名言サプリ 其の41


もっとも人に教えられるときは、
人に教えている時である


社会人の勉強法に関する本をつくっていたとき、
著者の話を聞いていて、まさに同じことを言っていました。
人に教えようとするとき、自分の頭で整理するので、
考えがまとまり、頭にも定着するというのです。
だからアウトプット(出力すること:外に向かって表現すること)が大事。
思えば聖書や論語も本人が書に記したわけではなく、
キリストや孔子が弟子に諭し、教えたことを、
のちの人が文書化したものです。
たぶん、キリストや孔子は人に教えていながら、
自分もとても勉強になったと思います。
人に話しているとき、思いもかけない言葉が自分の口から出てきて
びっくりすることがよくあります。
「こんなことを思っていたんだな」とか、
「そうそう、これが言いたかった! スッキリした!」
ということがよくあります。
これは書くのも同じですけどね。
相手に伝えていながら、自分で確認しているんですね。
受験勉強をしている人は誰かに教えるといいですよ。
犠牲になるのは奥さんや彼氏かもしれませんが、
ちょっとは付き合ってもらいましょう。
知識を入れるのと出すのと、
バランスが取れているのがいいということでしょう。