マルチ商法を知らない人が増えているのか

また最近になってマルチ商法ねずみ講の被害が増えている。
「いままでも何回もこんな事件あったのに、
まだ騙される人がいるんだなあ」と思ってみていた。
ところが、まてよ、と思った。
騙される人には大学生が多いという。
そうか、若い人は過去の事件を知らない人も多いのだ、と気づいた。
かつてのマルチ商法ねずみ講の事件では、
その手法がメディアで暴露され、セールストーク(?)に特有な
ものがあったため、年長者たちは誘われてもすぐにピンとくる。
だけど、その手法を知らない若い人はすぐに飛びついてしまう。
親が教えて来なかったのだろう。


「この浄水器を買わないと病気になりますよ」とか
「この壷を買わないと家族が不幸になりますよ」などと
不安を煽った場合は、不安を煽った側が悪いが、
「こんな儲け話がありますよ」という誘い文句で騙された場合は、
騙した側と騙された側のどちらが悪いかというと、50対50だと思う。
もしかすると騙されたほうが悪いかもしれない。


振り込め詐欺は高齢者を狙っているが、マルチ商法ねずみ講
若者を狙っている。被害に遭わないためには、こういう詐欺の手法を
知るのと同時に「甘い話に必ずウラがある」ということを
年長者が若者に教えないといけない。