「うちの子は携帯電話をいじるので困る」
という話をよく聞きます。
たしかにうちの子どもも携帯電話には興味があるようです。
携帯電話をいじられると困るので、おもちゃの携帯電話を
買い与えるらしいのですが、ほとんど興味を示さないのだといいます。
そういう話を聞いて自分の子を観察していると、
どうも妻の携帯電話とテレビのリモコンは好きらしいことがわかった。
でも、私の携帯電話とビデオのリモコンにはあまり興味がないらしい。
この現象から私が導き出した子どもの法則は、
「親(大人)が触っているものに興味を示す」
ということです。
なぜなら、私は妻ほど携帯電話に触らないし、ビデオのリモコンは
テレビのリモコンほど触らないからです。
彼らは大人が頻繁に触るものが気になるのです。
これを逆手にとることはできないでしょうか。
つまり、興味を持たせたいことにどうやって興味をもたせるか
というとき、このことを利用するのです。
たとえば、歯磨きをさせるとか、本を読ませるということ。
親がそれを楽しそうにやっていたら、子どもも興味をもって
それを楽しんでやるようになるのではないでしょうか。
それで、思い出したことがあります。
家族経営の商店のコンサルタントをしている人がこう言っていました。
「息子に商売を継がせようと思ったら、家で『疲れた』『儲からない』は
言ってはいけない。儲かったら、家で札束を数えなさい」と。
子供は親がやっていることをよく見てますよ。
まだ1歳にもなっていないのに、よく観察しているのです。
子供に勉強をさせたかったら、親が「知ることって楽しい」
「勉強って楽しい」と言っていれば、子どももやるように
なるんじゃないでしょうか。
そういう実験をやってみるのが今から楽しみです。
とりあえず、携帯電話のおもちゃは買わないようにします。