16人の桃太郎と花見の場所取り

テレビで新入社員が花見の場所取りをやらされている
場面を取材してました。
ほんとにやるんですね。
そこの会社の社長が、「かっこいい仕事のうらには地味な仕事がある
ことを知ってほしかった」みたいなことをいっていた。
そうか、それで謎がとけた。
何でそういうのをやるのかってことが。
今の若い子たちは、運動会で手をつないでゴールして育った。
ひどい場合なんか、学芸会で桃太郎が桃から16人出てくるって
いうんだからすごい。ある意味、ホラーですよ。
優劣をつけずに、みんなが主役。
そういう環境で育ったから、みんながかっこいい仕事ばかりしたがる。
でっかいプロジェクトを俺一人の手で成し遂げてみせる
と思ってしまう。
で、それが叶わないとすぐに辞めてしまう。
でも、仕事ってもっとどろ臭いものですってことを
花見の場所とりをやることで理解するのでしょう。
これをただの雑用と思うか、難しいことを成し遂げることの練習と
思うかで、その後の成長はだいぶ変わってくるということです。