CSには反対だけど・・・

プロ野球は残念な結果になってしまった。
応援していたチームが優勝できそうにないからではない。
応援しているチームはない。プロ野球自体を応援している。
今年からセ・リーグでもクライマックスシリーズ(CS)という
プレーオフ制度が導入され、リーグ戦で3位までに入れば日本シリーズ
進出する可能性が出てくるようになった。
そもそもある1チームが独走したときに生まれる、いわゆる「消化試合」
を少なくしようという主旨で始まったCSだったが、今年のように
両リーグとも早々と3位までが決定し、結局「消化試合」が増えたと
言っていいのではないだろうか。
プレーオフ制度がなければ今年は相当な盛り上がりだったに違いない。
ファンは「どうせ3位までに入りゃいいんでしょ」と思う。
まったく残念なことだ。
CSのような制度は鎮痛剤のようなもので、一時的に盛り上がっても
必ず副作用が出て、面白みに欠けたり、マンネリになってくる。
野球人気が落ちているとは思わないけれど、人気獲得のための、本質的な
施策を打ち出すことが必要でしょうね。
ぼくが一野球ファンとして要望したいのは、試合時間の短縮です。
いまや3時間30分のゲームは当たり前。
ピッチャーが投げるのも遅いですが、バッターが打席をはずし過ぎですね。
1球ごとに他の番組を2,3はしごすることができてしまいます。
あれでは中継なんか見てられませんよ。だから視聴率が取れない。
バッターが自分のリズムで打席に入ろうとするのはわかりますが、
そこではない部分でプロ意識を見せてほしいのです。
ただ、CSは制度的には反対ですが、始まったらたのしみます。
ぜひともおもしろくて、スピーディーなゲームを望みます。