プロ野球への3つの不満

今年のプロ野球はロッテが優勝した。
リーグ戦で3位だったのに日本一になっちゃった。
クライマックスシリーズという、プレーオフの制度のおかげだ。
この制度のおかげで、勝率が五割を切っていても日本一になれる。
プレーオフをやりたい気持ちはよくわかる。
5,6試合でも一発勝負の試合が増えれば、観客は集まるだろう。
最後の結果さえよければいいという今の社会を象徴している。
結果的に日本シリーズの価値が薄くなり、出場したチームのファンは
いいが、それ以外の多くの野球ファンは「これでいいんだろうか」と
思ったんではないかな。
プロ野球への不満はあと2つある。
ひとつは、日程が飛び石すぎる。
土日に試合を組みたいのは分かるが、2つのリーグでバラバラな時期に
プレーオフをやるからシラける。
リーグ戦が終わってから間を空けずに、熱の冷めやらぬうちにやるべき。
もう一つは、試合時間が長すぎること。
延長15回の激闘、史上最長5時間なんたらといっているが、
単にダラダラやっているだけ。
試合が終わるのが午前0時を回るなんてことがあったら、
見にいけないですよ。
時間を短くすることが最大のファンサービスだと思うのになあ。
その点、サッカーやラグビーは時間が決まっているからよい。
野球自体はどんどんレベルが上がり、おもしろい試合も多いのに、
これらの3点が非常に残念なこと。
見にいきたくなるような改革をぜひ望みたい。