プロ野球お前もか

今年もプロ野球の日本シリーズは7戦まで行うことなく、
4勝2敗でパ・リーグのチームが優勝した。
ただ、試合は競った展開のゲームも多く、
そこそこ盛り上がったのではないかと思う。
今回の日本シリーズで気になったのは、
「チャレンジ」という制度。
早くいえば、ビデオ判定の制度だ。
だいぶ前からラグビーでは、
TMO(テレビジョン・マッチ・オフィシャル)という制度が
あって、プレーを中断してビデオ検証していた。
3,4分も検証することがあり、かなりしらける。
この悪弊がプロ野球界にまで及んでいる。
欠点はいくつかあるが、主に次の2つについては
開催者はよく考えてもらいたい。
ひとつは、テレビ検証が普通になると、試合がぶつ切りになり、
試合の流れを寸断してしまうこと。
もうひとつは、審判、レフリーの技術が低下することだ。
「間違っていてもビデオで見返せばいい」というのが、
審判、レフリーの頭の片隅にあると、技術を高めようという
気にならないだろう。
まあ、もっとも「指し違えたら死ぬ覚悟」とまで悲壮な覚悟で
勝敗を認定する相撲の判定さえ、ビデオ判定が取り入れられている。
時代の流れとはいえ、なんだか寂しいね。