総務省も感動?

ひさしぶりにいい話だな〜と思いましたね、夕張市の成人式のこと。
ご存知の通り、夕張市財政再建団体に指定された。
どうなるかというと、市の歳出に対してすべて国のチェックを
仰がなくてはならなくなり、加えて市は妥協なき再建計画を
提示しなくてはならない。
そんなとき、同市の「成人の会」を自分たちの手で開催しようとした
有志の新成人が募金を集めていることを知った全国の人たちから、
市へカンパが相次いだ。
その額は200万円を超えて、まだ増えているという。
代表者のひとりは、最初は市側から「予算は1万円」と聞かされ、
「ばかにしている」と悔し泣きしたのだが、今度は全国からの
善意の募金にうれし泣きした。
この話にはまだ続きがあって、夕張市が出した再建計画が
「厳しすぎる」と全国から総務省に批判が続出した。
そんな声に総務省が負けたのか、ちょっとだけ再建計画の
内容がゆるくなったというのだ。
国をも動かしたというのは、すごいことですよ。
その代表者の女性は、「夕張に残りたい」と言っていた。
この話で2つのことを思う。
ひとつは、物事を人々に認知してもらうには、メディアに取り上げて
もらうその取り上げ方が重要だということ。
もうひとつは、真剣に物事に取り組もうとしている人には
必ず誰かの助けがあるということです。
夕張市の再建具合については、今後もチェックしていきたいと思います。