夢じゃない「別荘族」

全国空家率が13・5%だという。
7部屋に1つは空き家という計算だ。
人口減少時代だから、今後も空き家は増える。
どこから空き家になっていくかというと、
田舎と都市部の駅の遠いエリアだろう。
田舎に移住する人が増えているというが、
「増えている」というレベルではまだまだ田舎の人口が
減っているレベルだ。
田舎の人口は決して増えてなんかいない。
田舎暮らしが取り上げられるのは、そういう人がまだ少ないから。
珍しい人がいるから取り上げられるのだ。
空き家が増えているので、今後、住宅はどんどん安くなる。
田舎の物件なんか二束三文だ。
家賃もどんどん安くなる。
よっぽどうまくやらないと、マンションオーナーで
不労所得で暮らすことは難しいだろう。
都市住民からしたら、格安で別荘を持てるということになる。
山梨なんか都心から近いからありえる話だ。
金曜の午後に別荘に行き、月曜の早朝に向こうを出て帰ってきて、
そのまま都心の会社に出社……なんてことが普通のサラリーマンでも
可能になるだろう。
都会ではマンション暮らしでも、週末は戸建てのオーナーというわけ。
そういうライフスタイルもありだと思う。