ディズニーワールドで気づいたのが、彼らの体型だ。
まあ、すごいですね。
「例外なく」といってもいいぐらい、肥満体型なんですよ。
トムとジェリーに出てくる人間みたいに、腹と尻が異様にでかい。
パーク内の食べ物を食べてみてそのわけがわかった。
ハンバーガー、ソーセージ、ポテト、ドリンク、ターキーなど、
すべてが日本人より2割り増しの量なのだ。
そして、食事には必ずプライドポテトがついてくる。
常に、である。「always」である。
頼んでもいないのに、ついてくる。
これでは太るわけだ。
で、そうかと思って、あとでニューヨークに行ってみると、
人々はまったく太ってない。
スリムそのものである。彼らは太っていると、「自己管理のできない人」
という評価になり、ビジネス上支障きたすらしい。
じゃあ、ディズニーワールドに来た人たちはどこから来たのか?
大都市から来たのではなく、どこか田舎からやってきたということなのか。
それともディズニー好きな人は、そういう人が多いということなのか。
まあ、どっちがアメリカ人の実態を示しているかわからないけど、
たぶんディズニーワールドのほうが平均値に近いと思う。
そんなこんなで、ディズニーワールドでいろんな乗り物に乗ったわけだけど、
乗り物の激しさというか、趣向を凝らした感じでは、東京のほうが軍配が
上がると思う。
けれど、やっぱり本家は生のショーや花火などが充実していた。
1日目の後半に見たエプコットでの花火は日本のものよりも、
夜空を空間として捉えたデザインがなされていて、
限られた場所から集中的に打ち上げる日本のものとは違って新鮮だった。
夜にホテルに帰ってきてから、ホテル内のフードコートで遅い夕食を取った。
ガイドの人の言われたことだったが、日本人は若く見られるらしく、
酒を買うときはID、つまり、パスポートの提示を求められる。
とはいえ、こっちは31歳の男女である。「いくらなんでもそれはないだろう〜」
と高をくくっていたのだが、ビールを買うとき(ペットボトルのビールがある)
レジにいた年配の女性から
「あなたたちは中国人? そう、日本人なの。IDを見せてくれる?」と言われた。
「あら、75年生まれなのね、おほほ」という感じで、とても上品で
やさしい感じのおばあさんだった。
10代に見られた妻はご満悦のようであった。
パーク内でも気づいたのだが、ディズニーワールド内は年配、
しかもおじいちゃん、おばあちゃんといってもいいような
年齢の人がたくさん働いている。
現地の人の話では、ここオーランドでは地価が急上昇しているらしい。
住宅需要が急増しているから、それにともなって地価も上がっている
というのだ。
フロリダ半島のほかの都市は知らないが、オーランドは年間を通して
20度から25度ぐらいの気温で、ずっと暖かいらしい。
高齢者が多いのも、年を取ってから暖かいフロリダに移住する人が
多いからではないだろうか。
老後は暖かいところに引っ越して、パーク内で週2,3日働く
というのは、なかなか優雅な人生だと思う。