悪質な訪問販売のケースをこのブログでも度々報告している。
今回はあるケーブルテレビ会社だ。
私はこの4月に転居したのだが、しばらくして「ケーブルテレビの
調整をさせてもらうために入居者の方にご協力いただいている。
ついては都合のよい日を教えてほしい」という主旨のチラシが
舞い込んできた。
ケーブルテレビを契約する気は毛頭ないが、協力してほしいと
何度もチラシが入るのでそれに応じた。
当日、その会社の工事班がふたりでやってきた。
なにやらよくわからないデッキを装着している。
「いやいや、まだ何も契約してないですよ。
今日は調整で来たのでしょう?」と聞いたが、
「詳しい話は営業の人間がします」という。
しばらくして若い営業担当者が現れた。
そこで初めてその会社のケーブルテレビが安価で使いやすいか
という営業トークを始めたのだ。
「あんた、それじゃあ話の順序が逆じゃないの?」
とのどまで出かかったが飲み込んだ。
機械を設置しておいてから、契約の話をするなんて
明らかに順序が間違っている。
契約の話をしている間に、工事班は帰ってしまった。
やっぱり辞めます、となった場合はどうなるのか。
機械が設置されたあとでは断りにくい心理状況になるのは
目に見えている。
値段的にもリーズナブルで、総合的に見てもちゃんとしているから
契約することにしたが、どうしてこういうやり方になるのかな。
高齢者や機械の操作にうとい人の場合、よくわからずに
契約してしまいそうだ。
サービス内容はきちんとしているのだから、あまり強引な手法で
高齢者や機械にうとい人をだますようなやり方は、
厳しく謹んでほしいと思います。