フランス語ってオシャレ?

いま言葉と日本語に関する書物をつくっているんですが、
気がついたことがあります。
英語や和製英語ポルトガル語オランダ語が多いのも歴史的に
みて納得いくんです。
でも、フランス語が多いのはなんでですかね。
カフェオレ、アベック、レトロ、アンティーク、ランジェリー、
マーガリン……、これらはすべてフランス語なのだ。
傾向としては「同じものなんだけど、フランス語にして
商品名にしてみました」みたいなやつです。
サブレーなんてまさにその典型です。
メゾン、オートクチュール、アトリエ、アンサンブル、オマージュ、
シュール、ビュッフェ、グルメ、レストランなんかもそう。
芸術、服飾、食関係に多いんですね。
「なんかオシャレ」みたいなイメージなんでしょうか。
ファッションならフランス、イタリア、
機械関係ならドイツみたいなイメージかな。
結局、フランス語で言われてもよくわからんというパターンや
従来ある言葉をフランス語に置き換えた場合は、
どこか違いのあるのかなど、混乱すること多々ありです。
定着するかどうかは自然にまかせるしかないですが、
安易に外来語を使って、わかりにくくなるようにだけは
しないでほしいと思います。