式場を決めるときはもちろん女性のほうの意見を重視します。
ぼくの場合はもう手放しです。
「好きなようにしたらいいよ」
ここで男性諸氏が気をつけなければならないのは、
「勝手にすれば」というニュアンスを醸し出さないようにする
ことであります。
「自由にさせてあげるのが男の度量の広さ」などと
思ってはいけないのであります。時代は平成なのであります。
これをやってしまうと、「なあに、興味ないの?」と
切り替えされ、冷や汗をかくことになるのであります。
ですから、好きなようにすればいいといいつつも、
「ぼくはこうしたいなあ」というのを言うことが大切です。
これは後々に出てくる「ウェディングドレス選び問題」にも
言えることですが、男性諸氏は、
「そんなの知らんがな。わからんがな。おれに聞くな」と
思ってはいけないのであります。
心の中でそう思いつつも、「こっちのほうが似合うんじゃない?」と
もてる力を振り絞って言うべきなのであります。
男たちが好きなサッカーを、女性が興味をもてないのと同じで、
男性はドレスには興味がないのであります。
興味がないというか、ピンとこないのであります。
そんなこんなで、ピンとこない会場選びですけれども、
ぼくのほうは来てもらう人の交通の便とか、お金の面を考える
のですが、彼女のほうはチャペルの雰囲気と、披露宴会場からの景色
なのであります。
そういうのをうまく折衷して、決めるのです。
結局、ディズニーオフィシャルホテルのうちの一つのホテルに
決めました。結構、あっさりでした。
披露宴会場から太平洋とディズニーランドが見えるのであります。
他のオフィシャルホテルも見積もりを取りましたが、
値段を見たとたん、目が「$」になりましたのでやめました。
現実とロマンスのバランスも取らなければなりません。
そのために、いろんな条件を照らし合わせ、接点を見つけるように
徹底的に話しあうことです。
「夫婦とは長い会話である」
ある本に書かれていて、印象に残った言葉です。