たのしむことを忘れない 

いや、ひさしぶりに野球の醍醐味を知ったというかね。
ロッテとソフトバンクホークスがリーグ優勝をかけて戦っている。
昨日も1点差のジリジリするような展開で、
最終的にはソフトバンクが勝ったわけですけど、
ぼくがへぇ〜って思ったのが、ロッテの監督・バレンタイン氏の
今日の新聞に載っていたコメントだった。
次のような意味のことを書いていた。
「野球はたのしいんだということをキャンプのときから
言ってきた。それを選手は実感していることと思う。
それが分からないものは別の仕事をしたほうがいい」
プロという厳しい勝負の世界であるのに、たのしめるのかと思う。
「たのしんでいるようじゃ甘い」という人もいるだろう。
でも、バレンタイン氏の言うとおりだと思う。
むしろ、たのしいと思えるから厳しくやろうと思えるという
ことではないかと思っている。
たのしいと思えないものを、自分で厳しくやっていこうと
いうのはつらいし、苦しいし、そんなのは続かない。
たのしみが根底にあるということだ。
でも、頭ではわかっていてもついついそれを忘れる。
独りよがりで考え込んでしまうときもある。
そんなときだったから、彼のセリフを聞いて、
「好きだからやってるんじゃないのか?」
と自分に言われたような気がした。
そうだった。好きだからやってるんだった。
たのしみながらやろう。
プレッシャーがあっても、何があっても、絶対に
たのしむことを忘れない。