映画『フルメタル・ジャケット』をどう観るか 

戦争映画としては結構、評価高いんですよね、この映画。
構成は大きく二つに分かれている。
①兵士の訓練がいかに苦しいものであるか
②戦場ではいかに平常心がなくなるものであるか
この映画は観てて、つらい場面もいっぱい出てくる。
つらいっていうのは、肉体的に痛い場面と
精神的にしんどい場面の両方だ。
観るほうの精神状態がよくないと、さらにしんどくなるかも
しれない。
戦争での極限状態を、経験したことがない人にもわかりやすく
表現しようとすることでの矛盾が出てくることは、もうこれは
しかたのないことだ。いや、その戦場の言動自体が矛盾だらけ
なのだということを思い知らされると言ったほうがいいかも
しれない。
昔はこういう映画はつらいから観なかったのだけど、
今は観てみようという気になる。
なんででしょうね。