比べちゃいけない 

友人と格闘技の話になって、考えたことがある。
今、いろいろ格闘技の大会がありますよね。
プライドとか、K−1とか、最近はヒーローズとか。
んで、老舗プロレス団体のプロレスラーがこれらの大会に出たり、
その逆もあるようだ。
すると、だいたい誰々が最強論っていうのが出てくる。
不毛な議論だなあって思う。話してもしょうがないと思う。
プライドとか、K−1とか、プロレスなんてものは
たとえば、硬式野球軟式野球ソフトボールみたいなものだ。
ソフトボールの一流投手が投げる球は、練習をしなければ
プロ野球の選手でも打つのは難しい。
大学の硬式野球のトップチームと大学の軟式野球のトップチームが
軟球で対戦したら、たぶん軟式のチームが勝つだろう。
似ているようで、この3つの競技はまったく別物なのだ。
それと同じで、プライドもK−1もプロレスもまったく違うものだ。
ボールやルールが違えば、単純に比較することはできない。
ていうか、何で比較する必要があるんだと思いますね。
それぞれに強い人がいて、それぞれにすごい人がいる。
それでいいじゃないですか、と思う。
K−1でも一夜で3試合やっちゃうのと、1試合やるのとでは
まったく違う競技だと思いますね。
戦略も戦術もまったく違ってくるもん。
だから違う競技は比べちゃいけないと思います。
剣道となぎなたは試合しちゃいけないと思います。
劇団四季劇団ひとりは比べちゃいけないと思います(それは違うか)
どっちが上かなんて決めなくていいんです。
決めないから誰々が最強論っていう話が盛り上がるんです。
あ、やっぱり盛り上がるからそういう話題は、いいんですね。