準硬式野球とは③

大学の準硬式野球チームでは、学生以外の監督が常に練習を見ている
ということはほとんどなかったんではないでしょうか。
もちろん、フルタイムのコーチもほとんどゼロだったでしょう。
大人の監督がいるチームもあるにはありましたが、
総監督のような立ち位置で、現場はすべて学生が仕切ります。
日々の練習メニュー決めから、ゲームに出場する選手の決定、
大会のメンバー登録など、すべて学生が行います。
硬式野球部も雑務は学生がやると思いますが、
練習メニューを決めたり、レギュラーを決めたり、戦略、戦術を
決めるのは監督が行うはずです。
それを学生自身が行うところが、準硬式野球の一番の醍醐味であり、
魅力であろうと思います。
上から言われてやるのではなく、自分たちで考えて、否応なしに
自主的に進めなければ何も起こらないのです。
こういうクラブ運営はとても新鮮でしたし、自分自身の成長にも
つながりました。
スポーツをする環境として、さまざまな競技レベルの人が、
そのレベルに応じたゲームを楽しめるのが大事です。
そのためには、軟式と準硬式と硬式という3つのカテゴリーがあることは
とても意味があることです。
ですから、準硬式はいつまでも存続していってほしいと思うのです。
ぜひみなさんも、一度スタジアムに見に行ってみてください。
なかかなおもしろいですよ。