短編恋愛小説 

先日、4年ほど前に書いた短編恋愛小説を
会社の後輩二人に読んでもらうべく、紙にして渡した。
……
その後、彼らから何の反応もない。
本のページにしてだいたい20ページぐらい。
自分の体験などまったく関係ないが、恋愛観みたいなものは
当然、自分の中のものがベースになっている。
小説だから何を書いてもいい。
なんでもそうだけど、なんでもいいよと言われるのが一番難しい。
自由研究、自由恋愛、果ては夕食の献立に至るまで、
「なんでもいい、自由にやってちょうだい」というのは
人を迷わせ、苦悩させ、混迷の谷底に突き落とす。
そうやって七転八倒して書いた小説だったが、
はっきりいって、おもしろくはないと思う。
おもしろくないと誰かに言ってほしい。
あなたに言ってほしい。