日本の近代化の礎になったのが、寺子屋だとよく言われている。
あの当時としてまれに見るほど識字率が高かったのは、
都市部でも農村部でも寺子屋が機能していたからだというのだ。
寺子屋は寺の住職や町や村の有力者、権力者、実力者が
先生となって、読み書きそろばんを中心に教えたのだという。
なのだが、実際は年上の子が年下の子を教えた場面も多かったそう。
今の学校のように先生が一斉に教えるという授業のような
形式だけでなく、子ども同士で教え合うのが基本だった。
これは今、推奨されているアクティブラーニングとか探求型の
勉強に近い気がする。
大人が一段上から教え込むのではなく、
子どもが学びたいことをサポートするのだ。
いま学校になじめない子が多いから、
寺子屋型の自由で能動的な勉強を推奨するやり方は
参考になるかもしれないね。