年金が「もらえない」はありえない 

年金制度は崩壊などしていない。

なんでかなあ、将来年金がもらえなくなると

信じている人がたくさんいるんですが。

老後2000万円問題というのは、金融庁が国民に資産運用を

させたいために、老後これだけ必要ですよ、というのを

ざっくり計算しただけであって大きな意味はない。

ただ、年金がもらえなくなることはなくても、

年金だけでは生活していけないのは事実。

自営業フリーランスの場合、国民年金だけだと

月6,7万円にしかならないからだ。

会社員で厚生年金に入っている人は、

夫婦ともに正社員であれば、年収にもよるが

多くの場合、夫婦で20万円以上にはなるだろう。

で、この年金は、マクロ経済スライドといって、

物価に応じて額が変動する。

デフレになると支給額は減って、インフレになると増える。

実質同じになるように調整されるのだ。

だから、減ることはあってもなくなることはない。

これは「日本国が存続する限りは」という注釈付きだから、

絶対とはいえないのだが、でも限りなく「絶対」に近い。

だから絶対に国民年金は払っておいたほうがよい。

死ぬまで給付を受けられるから、思いのほか長生きしたとしても

ギリギリなんとかなる。

今は納付率は上がって7割になっているが、

残りの3割の人たちも、今からでも納付するといいだろう。