危惧していたことが起こってしまったなと思った。
以前、この欄で、安部元総理が凶弾に倒れたあとの社会の反応を
見ていたら、同じことが起こるだろうなと思っていた。
そこへ、今回の岸田総理演説中の、パイプ爆弾事件だ。
安部元総理が亡くなった事件で、犯人が統一教会のことで
家庭を壊されたことなどが、メディアで流された。
犯人的には自分の主張が認められたと思ったことだろう。
これで「要人を危険な目に合わせたら自分の主張が通るのか」
と思う人が出てきても不思議じゃない。
たぶん、今回の犯人とされる24歳の男もそういう意図なんだろう。
こう考えると、メディアは事件の片棒を担いでいるわけだが、
国民の知りたい気持ち応えることもある程度、必要。
事件を起こすのではなく、別の方法で不満や不平を世の中に
訴えられ、聞いてもらえるようでないといけない。
たぶん、「聞く耳を持たなくなっている社会」が
背景にあるのではないかと思っている。