3度目、世界一 

このことは書かずにはいられない。

野球のワールドカップ的位置づけの「ワールドベースボールクラシック」、

日本は3度目の世界一に輝いた。

前日の準決勝、劇的な幕切れでメキシコを破り、決勝進出。

決勝の相手はスターぞろいのアメリカだ。

中一日を置かずにすぐに試合できたのがよかった。

ゲームでは2本ずつのソロホームランが出たが、

ランナーを出して内野ゴロの間に1点とった日本が、

最後に僅差で上回り、第2回大会以来、3度目の栄冠となった。

ベスト4に残ったチームに実力差はなかった。

最後にちょっとだけ上回れたのは、チームのまとまりだった。

よくいう「チームのまとまり」というのは、

選手間で目標が共有されているかどうかだろう。

これが高次元でできていないと、グラウンド内外で不協和音が

出ててきて、和が乱れていく。

チームスポーツというのは、なぜかそういうのが

最後の最後で影響する。

そこがチームスポーツのおもしろいところ。

今回のWBCは劇的なシーンが多く見どころ満載だった。

野球のおもしろさを再確認したし、やっぱりチームスポーツは

おもしろいと思った大会だった。