ラグビー不人気の理由として必ず最初に出てくるのが、
「ルールが難しい」だ。
でも、どんなスポーツでもルールって難しい。
野球など、ルールブックは200ページぐらいになるくらいだ。
インフィールドフライとか、スリーフィートラインの概念、
タッチアップとか、わかりにくいルールはたくさんある。
でも、そんなのがわからなくても野球は楽しめる。
それは、「ピッチャーの球、はええ」とか、
「打球がすごい飛ぶ!」とか、そういう単純に見て驚く、
選手のパフォーマンスがおもしろいからだろう。
だから、ラグビーも身体がぶつかり合うのを
見てるだけでもおもしろい。
「相手の陣地にボールを運んで地面に置けば点が入る」だけが
わかっていれば、最初はいいのだ。
その次に、「ボールは前に投げてはいけないのだ」とか、
「ボールを落としてはいけないのだ」といったことがわかるようになる。
そのあとで、「軽い反則」「重い反則」がわかるようになり、
ゲームの再開の仕方が違うことがわかるようになる。
最終的には、戦術がわかるようになっていく。
ここまでいくと、「かなりラグビーに詳しい人」という印象になるだろう。
おすすめなのは、ルールがわからなくてもまずゲームを見てみる。
それも現地で生観戦すること。
そして、できれば接戦を見に行くこと。
決勝戦と名の付くようなゲームを見に行けば、
だいたい10点差の範囲内で最終版を迎える。
7点差以内で最終版を迎えれば、最後にトライ&ゴールで7点入る
ラグビーでは逆転勝利の瞬間が見られるかもしれない。