具体的な中身が大事 

私はよくラグビーを見ているのだが、

ラグビーを見ていておもしろいなと思うのは、

試合で出た課題を修正することができれば、

次の試合は内容が劇的に改善することがあること。

例えば、ラインアウトがそうだ。

ラインアウトというのは、ボールがサイドのラインから出たときに

グラウンド内に投げ入れるプレーのこと。

このとき、スロワー(投げ手)はまっすぐにボールを投げ入れる

必要がある。

なのだけど、それが難しくて反則を取られたり、

相手ボールになってしまうことがよくある。

それは練習することで結構改善できる。

次の試合では格段によくなってしまったゲームになる。

課題を共有して次のゲームまでに修正して、

練習の成果を出すことができるというのは、

他のスポーツにも応用できる。

野球ではよく気合を入れてというが、

具体的に気合を入れてもプレーがよくなるとは限らない。

ゲームが終わったあときは、うまくいったことと、

うまくいかなかったことを確認して共有し、次の日からそれを

修正するための練習をすることだ。

「反省して」というが、その具体的な中身が大事。

シーズン中に成長できるチームこそが最後に勝つことができるのだ。