こっちの感動が好き 

この時期になると、この手の記事が増えてくる。
高校野球を題材にした感動物語だ。
「早くに亡くなった父との約束」
「難病の選手の奮闘」
「亡くなった親友のために」
「震災・災害から立ち上がった選手たち」
はっきり言って、もうこういうのには辟易している。
スポーツでこういうテーマが大好きなのが、
朝日新聞と、テレビでは日テレ。
私はこういうのは、選手時代からキライだった。
いまでもこの手の記事はまったく読まない。
スポーツの本質とはかけ離れているからだ。
「13人中8人が助っ人。主将が宣誓」
こんな記事のほうがよっぽどおもしろい。
高校野球埼玉県大会で、鳩山・前野大悟主将(3年)が
選手宣誓を引き当てた。
8人が軽音部や柔道部からの助っ人だという。
「助っ人たちへの感謝の気持ちも伝えました」と前野くん。
部員が足りないなら、他の高校と連合チームをつくることができる。
それも難しかったのか、自校からかき集めた。
たぶん、主将の前野くんが恥をしのんで、頭を下げてまわったのだろう。
なかなかできることはではない。
そうまでしても出たいのが夏の大会なのだ。
こういう経験を経て、人間は成長していくのだ。
そういうのが目に浮かぶから、こういう記事のほうが泣けるな。
鳩山高校は、11日に初戦を迎える。
軽音部や柔道部の選手たちの躍動が見ものだ。