若者はキャリアに消極的というが本当だろうか?
メディアでそういう話はよくあるのだが、
私の若いころとそう大差ないのではと思ったりする。
実際、ある大学生4人に質問したら、
2人は「仕事はほどほど、給料もほどほど」がいいといい、
2人は「土日も仕事だけど、給料たくさん」がいいといった。
私の大学生時代はすでに高度経済は達成され、
親元から離れると確実に貧乏になることがわかっていた。
だから、この時期に「パラサイトシングル」なる言葉もできた。
すでに豊かに暮らしていたから、金持ちになろうという
ガツガツしたものは持ち得なかった。
今の大学生たちも基本的には同じだろう。
意欲的な若者はいまも変わらずいる。
お金目的が少し減り、社会貢献への渇望が増えたのだと思う。
なんにせよ、若い人がチャレンジできるような環境と、
チャレンジすることはおもしろいということを
年長者として示していきたい。