国としての成長はどこにある

GDPと幸せは、あるレベルを境に連動しないことがわかっている。
ある年収までは、給料増加と幸せ感は正比例する。
給料が増加するほど幸せ感が増えていく。
ところが、ある一定の段階にまで達すると、
給料が増えても幸せ感は増えなくなっていく。
これが、日本が豊かになってもいまいち幸せになりきれない原因だ。
日本もある一定のレベルに達してしまったので、
幸せ感を得るには、別の観点でものを見る必要がある。
個人でいけば、ある一定以上の収入のある人は、
人の役に立つことや社会に貢献することで、
幸せ感を得ている人が多い。
セレブに慈善事業家が多い理由でもある。
これはマズローの段階欲求説にも通じるものがある。
生命が保障されると、次は社会的欲求を得ようとする。
ということは、国としてある一定のレベルに達してしまった
日本は、社会貢献活動で国として成長していくべきなのかもしれない。
まず一番は世界平和への貢献だろう。
すでに武力以外のあらゆる面で、日本は世界に貢献している。
武力でも世界に貢献する必要があるのか、
それが集団的自衛権の問題に絡んでくる。
できれば、武力以外の面で世界に貢献していきたいが、
それは虫が良すぎる話なのだろうか。