若者を批判する理由 

疲れた心と体に、はい、1本。
名言サプリ 其の230


若者を非難するのは、年寄りの健康に欠かせぬ要素であり、
血行を良くするのにとても役立つ。
(ローガン・ピアサル・スミス)


ローガン・ピアサル・スミスはアメリカの随筆家。
なんとも皮肉に富んだ名言だ。
年寄りは、若者を非難すると血行がよくなり、健康になるのか。
そういえば、若者批判をする中年はとっても元気よく見える。
最近は、若者に元気がなさすぎて、中年は批判のしがいがないようだ。
私はといえば、60代以上からすれば若者だろうが、
若者に言わせれば、中年の部類に入るのかもしれない。
今の若者を見て、特別思うことはあまりない。
自分の若いころと比べると、とてもしっかりしていて、優しい半面、
失敗を極度に恐れる感じがあるというぐらいだ。
ものを知らないとか、口のきき方を知らないなんてのは
どの時代の若者にもいえることだろう。
ゆとり世代」とか、「草食系」なんてレッテルを張らないようにと
思っている。そのような眼で見ていると、目の前の人を見誤るから。
「今の若者は」という常套句は、年を取った人間同士の挨拶のような
もので、元気になるための一種のドリンク剤みたいなものであって、
若者は言われたことについて、いちいちひっかかる必要はなく、
「ああ、年を取るとこうなるんだな」とさえ思っていればいい。
「今の若者は」を常套句にするにはまだ年を取ってない。
あと7,8年はかかるかなあ。