以前、大臣を何度か務めた方の本をつくる手伝いをさせて
もらったことがあった。
何冊かつくったので、何度も個人事務所を訪れ、
天丼をご馳走になるなどかわいがっていただいた。
その方はもう鬼籍に入られたが、
原稿書く段階で語っていた言葉が印象的だ。
「ふー、本を書くのは大変だ。大臣時代よりよっぽど勉強しているよ」
そんなものなのかなと思った。
政治家というのは、党内調整や選挙対策に忙しく、
現状の把握や、社会のトレンドを研究するヒマがないのだな
と思った記憶がある。
おそらく、秘書がその点を勉強し、レクチャーするのだろう。
もちろん、自分で勉強している政治家もいるだろうが。
党の役職が付いたりするとそっちのほうが忙しくなるのかも。
今の政治家はどうだろうか。
私は興味があるのは、政局ではなく政策だ。
でも、政策がまずくて辞職する政治家っていないんだよな。
だいたいスキャンダルでやめる。
まあ、これは世界中そうなのだが。